情報商材アフィリエイトは、高額で希少性が高い情報をアフィリエイトするものです。
サプリやコスメ、衣料品などのように街のお店で買えるものを取り扱うのではないため、商品の紹介の仕方、見せ方にテクニックを要します。
商材自体の値段も高価なため、購入検討者の背中をどうやって押すかがカギになっています。
A8.netやアフィリエイトBで取扱う商品に比べて売れにくい面はありますが、1件あたりの報酬が高いため、見込み客を上手に集めることができれば大きく稼げるチャンスがあります。
良い面と悪い面を併せ持つアフィリエイトなので、その全体像をまずは理解しておきましょう。
情報商材アフィリエイトとは?基本は情報商材のレビューブログ
情報商材アフィリエイトとは、情報商材を扱うアフィリエイト手法のことです。
情報商材とは、何らかの目的を達成するためのノウハウをまとめたもので、希少性が高い情報が含まれており、発行者の個性が強く出ている点に特徴があります。
また、人間の欲望を直接的に満たすテーマを扱っているものが多いです。
たとえば株やFXで儲ける方法、異性にモテる方法、ラクしてやせる方法などです。
情報商材アフィリエイトをするときの基本的なやり方はレビューブログです。
特定の情報商材を読んで、実践した感想などを文章にまとめます。
情報商材は一般的な物やサービスと違い、中を開けてみなければ、その良し悪しはほとんどわかりません。
たとえば、脱毛サロンを選ぶのなら、ホームページや外観の写真、価格などを見てある程度の判断をすることができます。
しかし、情報商材はそういった要素がほとんどありません。
強いていえば発行者の知名度くらいですが、有名でない発行者もたくさんいるので参考にならないことも多いです。
そのため、実際に買ってみてどうだったのかということを知りたいというニーズが高いため、情報商材を扱うならレビューブログという形になることが多いのです。
まずは情報商材専門のASPに登録
情報商材を扱うASPで代表的なのは以下の2つです。
◯infotop
◯INFOCART
infotop | INFOCART | |
URL | https://www.infotop.jp/ | https://www.infocart.jp/ |
登録商品数 | とても多い | 普通 |
クッキーの特徴 | リンクを踏むと、他の商品が売れても収入になる | 後から踏んだリンクの影響を受けない |
infotopとINFOCARTはサイトの見た目から受ける印象がやや異なりますが、いずれも扱っているのは情報商材なので、中身はそう変わりません。
カテゴリを見ても大きな違いがないことがわかります。
ただINFOCARTよりもinfotopのほうが、広告主の審査が厳しいという評判です。
そのため、レビュー記事を書く前に自分で買って試すときのリスクが低く、自信をもって紹介しやすいというメリットがあります。
クッキーの特徴の違いが報酬の差につながる
アフィリエイトをするうえで両者の一番の違いは、クッキーの取り扱いです。
クッキーとは、訪問者があなたのサイトに設置したアフィリエイトリンクをクリックしたという記録のことで、どのサイトから売上が発生したのかを把握する仕組みです。
クッキーの有効期間は30日でいずれも同じですが、クッキーの処理に少し違いがあります。
infotopの場合、訪問者があなたのサイトで紹介したinfotop の商品Aのリンクを踏み、そのあとにinfotopのサイトを訪れて別のものを買ったとしても、あなたに報酬が入ります。
しかし、別のサイトで新たにinfotopのアフィリエイトリンクを踏まれてしまうと、仮にその後に商品Aが売れたとしても、報酬は別のサイトの運営者に入ります。
INFOCARTの場合は商品Aのリンクを踏んだあと、訪問者がINFOCARTのサイトで別のものを買った場合、その商品についての報酬は入りません。
しかし、別のサイトに訪問してそちらに掲載された商品A以外のリンクを踏んだ場合は影響がなく、その後に商品Aが売れた場合、その報酬はあなたのものになります。
少しわかりにくいかもしれませんが、どちらがアフィリエイターにとって有利かといえばinfotopです。
なぜなら一度、自分のサイト内でinfotopのリンクを踏んでもらうことができれば、他のサイトでinfotopのリンクが新たに踏まれない限り、30日の間に何が売れても報酬が入るからです。
そのため、迷ったらinfotopを選んでおけば良いでしょう。
情報商材アフィリエイト最大のメリットは承認率がほぼ100%であること
情報商材アフィリエイトのメリットは、承認率がほぼ100%であることです。
承認率が高いのはネットビジネス系、投資系、恋愛系、美容系の商材です。
アフィリエイトでは商品が売れて報酬が発生しても、広告主から承認されなければ確定しません。
広告主が報酬を確定することを承認といい、その割合を承認率といいます。
言うまでもなく、承認率は100%のほうが望ましいです。
しかし、一般的な商材を扱うASPの場合、承認率が100%という案件のほうが珍しいというのが現状です。
なかには承認率が1桁台という案件もあり、こうした案件はアフィリエイターとトラブルになりやすいです。
承認率は広告主が意図的に操作することが可能と言われていますが、情報商材では100%に近いのでこうした心配がほぼ不要です。
そのため、商品を売ることに専念できるのがメリットです。
代表的ジャンルは4つ。どのジャンルに特化するか?
情報商材で扱われている代表的なジャンルは、主に以下の4つです。
- ネットビジネス系
- 投資系
- 恋愛系
- 美容・健康系
ネットビジネス系
せどり(古書店で仕入れた本などをネットで売って利益を得る方法)、オークション、ネットショップ運営などのノウハウで、最も多いのがアフィリエイトのノウハウです。
ノウハウだけでなくツールの販売も行われており、アフィリエイター御用達のサイト作成ツールである「SIRIUS」もinfotopで扱われています。
投資系
FX、株、仮想通貨などで稼ぐノウハウが扱われています。FXをテーマにしたものが圧倒的に多いです。
恋愛系
異性に好かれる方法や会話術、LINEでのやりとりのコツなどが扱われています。
恋愛というテーマはすたれることがないため、需要が安定しているという点が特徴といえます。
美容・健康系
ダイエット法やバストアップなどの美容関連を扱った商材や、糖尿病・高血圧などの生活習慣病の改善、腰痛改善の方法などが扱われています。
恋愛系と同様、流行りすたりのないテーマなので根強い需要があります。
どのジャンルを選ぶべきかという点ですが、しっかりしたレビューが書けるジャンルを選ぶのが良いでしょう。
女性向けの美容系情報商材なら女性のほうが向いているでしょうし、投資系の情報商材に興味をもつのは男性のほうが多いので、どちらかといえば男性が向いています。
自分で記事が書けないジャンルはライターに依頼して書いてもらうという方法もあります。
商材の優劣をはっきりつけて、優良商材へ誘導するのがセオリー
情報商材の中には質の悪いものもあります。
粗悪な情報商材は冷静にジャッジを行い、優良な商材へ誘導するというのが情報商材アフィリエイトのセオリーです。
どの商材もおすすめです、と紹介していては紹介者の信用を失います。
そのため、自身があまり質の良くない情報商材を買ってしまったり、知っていたりする場合はそれをチャンスに変えられる可能性があります。
質の良くない情報商材の口コミを集めてまとめるだけでも記事になるので、機会があったら試してみると良いでしょう。
レビュー用の情報商材は、販売者に掛け合って無料で提供してもらう
訪問者が満足する記事を書くためには、その情報商材について詳しくなることが必要です。
そして、そのためには情報商材を入手するのが一番簡単です。
しかし、情報商材は安くないものが多いので、売れるかどうかもわからないのに購入するのはリスクが高いです。
そこで、アフィリエイトで扱うことを条件に、販売者と連絡を取って交渉し、無料で提供してもらうという方法があります。
すべての販売者が応じてくれるわけではありませんが、丁寧にお願いすれば応じてもらえることもあるので、ダメ元でお願いしてみましょう。
ただし無料で提供してもらうと、悪いレビューを書きにくいというデメリットもあるので、その点は注意が必要です。
ブログアクセスが集まれば、メルマガを発行する
情報商材のレビューブログを作り、そこにアクセスを集めることに成功したら、次のステップとしてメルマガを発行するのが効果的です。
メルマガを購読してくれるということは、あなたが発信する情報に関心をもっている証拠です。
そのため、メルマガで直接アプローチすれば、他の情報商材を売るときもブログで売るのと比べて比較的、容易です。
メルマガの購読者リストが取れればこうしたプッシュ型のアプローチが可能になるので、報酬を伸ばすことが可能になります。
デメリットはライバルとの差別化がしにくいこと
情報商材アフィリエイトのデメリットは、ライバルとの差別化がしにくいことです。
差別化の基本は中身の濃いレビューを書くことですが、本気で売る気のあるアフィリエイターなら、そこまでは多くの人が行います。
つまり、その情報商材を実際に読んで感想を書く程度ではライバルと差別化するのが難しく、訪問者がライバルサイトに流れてしまう確率も上がります。
そのため、情報商材のレビュー記事を書くときは、どうやってライバルと差別化するかに知恵を絞ることが求められます。
成功の鍵はブランディングできるかどうか
良いレビュー記事を書き続ければ、レビュワーとして訪問者から一定の評価を受けることができます。
記事が訪問者から評価されればGoogleからも評価されるようになり、やがて狙ったキーワードで上位表示されやすくなるかもしれません。
また、もともとその訪問者が関心をもっていなかった商材も、他の商材の記事を読むために訪問したことがきっかけで売れることがあります。
商材を売るためにウソのレビューや内容を盛ったレビューを書いていると、その商材を買った人に「だまされた」という印象を持たれてしまいます。
デメリットがあるなら「~な人には向きません」と書いておけば良いので、デメリットにもきちんと触れることがブランディングへの道です。
まとめ:極めれば自分の情報商材も販売できる
情報商材を入手してレビュー記事を書いているうちに、もしかしたら自分でも作れるのではないかと考えるようになるかもしれません。
そのときは、情報商材でよく扱われているジャンルで得意なものがあるならぜひ、チャレンジしてみてください。
販売する側に回れば、アフィリエイターの立場ではわからなかったことも見えてくるでしょう。
そして、その経験はアフィリエイトにも活きます。
一石二鳥の効果が期待できますし、収入を得る手段を複数もつのはリスクヘッジになるので、興味があるならチャレンジしてみるといいですよ!