「note」は株式会社ピースオブケイクが運営する、テキスト、画像、音声、動画によるコンテンツを販売するためのプラットフォームです。
ブログに記事を書いたり動画を掲載したりしてお金に替えようとする場合、ブログ内に課金するための手段を自身で用意する必要があります。
しかし、noteには課金する機能が備わっているので、noteにアカウントを作って投稿すればその手間がかかりません。
そのため、他人からお金をいただいて販売できるコンテンツがあるなら、noteを利用することでお金に替えることが容易になるというメリットがあります。
このページではnoteでコンテンツを販売する方法や、noteで稼ぐコツなどについて紹介します。
noteの仕組みと稼ぎ方を簡単に理解
noteではテキスト、画像、音声、動画の4つのタイプのコンテンツを販売することができます。
コンテンツの販売方法は、単品で販売する方法と月額課金で販売する方法の2種類があります。
複数のnoteをまとめた「マガジン」という形でも販売することが可能です。
また、noteは購入者がコンテンツに満足した場合、そのクリエイターを「サポート」するという形でお金を払うことができます。
そのため、販売代金のほかにチップのような形で収入が得られることもあります。
月額課金方式の場合は定期的に良いコンテンツを投稿し続けないと読者が離れてしまうので大変ですが、それが可能なら、読者を集めることができれば安定した収入源にすることができます。
noteのメリットは、販売までが簡単であること
noteに投稿したコンテンツを販売するのはとても簡単です。
単品で販売する場合、コンテンツを作成したら「公開設定」で価格を入力し、無料で利用できる範囲を決定して公開するだけです。
こうしたシステムを自前で用意するのはとても煩雑なので、簡単に販売できるnoteのメリットはとても大きいです。
なお無料のコンテンツも公開できるので、無料のコンテンツでファンを獲得し、有料のコンテンツ販売につなげるという戦略をとることもできます。
noteのデメリットは、note自体の集客力が乏しいこと
noteのデメリットは、note自体に集客力が乏しいことです。
noteの運営者は、人気のあるコンテンツを「ピックアップ」「注目カテゴリ」などのページやTwitterアカウントを通じて紹介していますが、こうしたものを見ている人はそれほど多くないでしょう。
そのため、あなたのコンテンツに興味を持つであろう潜在的な読者に届いていない可能性が高いです。
そのため、noteでコンテンツを販売する場合は自身で集客する努力が必要です。
この点については後述します。
noteで売れる代表的なテーマ
noteで売れるコンテンツには一定の傾向があります。
ここではnoteでよく売れる代表的なテーマについて解説します。
- 欲望直結ジャンル
- ハウツーもの
- シリーズ物
1.欲望直結ジャンル
noteに限った話ではありませんが、お金を稼ぐ方法、恋愛の悩み、コンプレックスの解決など欲望に直結する内容をテーマにしたコンテンツは売れる傾向があります。
そのため、noteでお金を稼ぎたいならこうしたテーマを扱うのがおすすめです。
また、noteで「noteを利用して稼ぐコツ」をノウハウとして販売するというのも1つの方法なので、稼げるようになったらそのノウハウをまとめて販売すれば一石二鳥です。
2.ハウツーもの
資格試験に合格する方法や面接試験に合格する方法、嫌な上司とうまくコミュニケーションを取る方法などのハウツーものは、売れるコンテンツの定番です。
こうしたものは書籍でもたくさん販売されていますが、あなた自身のオリジナルなノウハウがあれば売ることは十分可能です。
ただし、あなたが世間では知られていないノウハウを持っているということをわかってもらえないと売れないので、無料コンテンツでその一部を見せるなどの工夫は必要です。
3.シリーズ物
1つのnoteにまとめるよりも、続き物として販売するほうが向いているコンテンツ(小説など)なら、一度買ってもらえばその後に販売するものも買ってもらえる可能性が高いです。
また、1つのコンテンツに満足するとファンになってフォローしてくれるので、まったく違うテーマであっても買ってもらえる可能性があります。
noteで稼ぐために必要なもの
noteである程度のお金を稼ぐために必要なものとして、以下の4点を挙げることができます。
それぞれについて詳しく解説します。
- 独自コンテンツ
- 販売者としての信用
- 集客力
- 適切な値段設定
1.独自コンテンツ
購入者がnoteに求めているのは、他にないオリジナルコンテンツです。
書籍やブログ記事などでは手に入らない情報です。
そのため、付加価値の高いコンテンツを作れるということが第1の条件になります。
どこにでもある情報をまとめただけのものにお金を出す人はいませんので、noteで稼ぎたいなら他で手に入らないコンテンツを用意するようにしましょう。
2.販売者としての信用
過去に流行した「情報商材」は、価格に見合った内容がともなっていないことが多かったため問題になりました。
その影響もあり、ノウハウ系の情報を販売する場合は、販売する人の信用力が求められます。
もともと知名度のない人がコンテンツを売るのは困難なので、初めは無料のコンテンツをたくさん投稿して満足してもらい、それから有料のコンテンツを販売するようにすると良いでしょう。
3.集客力
先述したとおり、noteの集客力にはそれほど期待できません。
そのため、noteでコンテンツを売りたければ自身で他のルートから見込み客を集めることが必要です。
ブログをコツコツ書き、検索エンジン経由でファンを作ってnoteに誘導したり、Twitterでフォロワーを増やしたりして誘導するのが1つの方法です。
4.適切な値段設定
書店で本を買うのと違い、noteはその性質上、中を見てから買うことができません。
コンテンツを購入するときはある程度の思い切りが必要なので、価格より中身が薄いと判断されると不満を持たれます。
そのため、内容に見合った価格設定をすることがとても大事です。
適切な価格設定をするためには、自身でコンテンツを実際に買ってみるのが一番です。
そうすれば、このくらいの内容ならこのくらいの価格が妥当という相場観がわかります。
テキストによる情報系のコンテンツはデフレ傾向が強いので、価格は慎重に決めることが必要です。
noteで稼ぐには、ブログ+Twitterからの集客が最強
noteで稼ぐことが目的なら、「noteで売れる代表的なテーマ」で紹介したテーマのブログやTwitterアカウントを作り、そこからnoteに誘導するのが良いでしょう。
noteでも無料コンテンツを書けば検索エンジンにヒットしますが、noteのコンテンツが検索エンジンで上位表示されるのはきわめてまれです。
そのため、検索エンジンから流入を期待することは困難です。
そのため、ブログとTwitterをうまく併用して読者を作り、価値の高いコンテンツについてはnoteで売るというのが一般的な戦略となります。
まとめ:自分の才能や経験が意外に売れることも多い
noteで求められるのはオリジナルコンテンツなので、自身では価値があると思っていないものが売れることもあります。
たとえば、ブラック企業で働いた経験があるならその時の経験を詳細に書き、どう対策をしたのかということを記事としてまとめるだけでも売れるかもしれません。
こうしたコンテンツで大きく稼ぐことは難しいでしょうが、自分の経験がお金になるということからはまた違った満足が得られるでしょう。
自身の体験を棚卸してみて、売れそうなものはないか探してみてください。
大きく稼ごうと思うなら戦略が必要です。
どこにでもあるコンテンツでは大きく稼ぐのは難しいので、いろいろと工夫してみましょう。