「おサイフケータイって何?」、「おサイフケータイでどんな電子マネーが使えるの?」と気になっている人は多いと思います。
この記事では、おサイフケータイの特徴、メリット・デメリット、使い方、使える店、お得に使う方法などをご紹介します。
おサイフケータイの特徴
スマホにはおサイフケータイ対応と非対応の種類があり、おサイフケータイ対応のスマホでは楽天EdyやiDなどの電子マネーを使うことができます。
おサイフケータイ対応のスマホにはFeliCaチップが搭載されており、このFeliCaチップを使った無線通信によって、電子マネーでの支払い、Suicaでの電車の利用、ポイントカードでポイントを貯めることができるのです。
その他、おサイフケータイがあれば飛行機の搭乗もでき、会員証やポイントカード、クーポンもスマホにまとめておけるので、財布が軽くなりますよ。
使い方はとても簡単で、使いたい電子マネー、ポイントカードのアプリをインストールして初期設定するだけです。
電子マネーによっては支払いでポイントがつくので、現金で支払うよりもお得に、スピーディーに買い物ができますよ。
朝急いでいるときのコンビニでの買い物も、荷物が多いときに財布からお金を出すのが大変な時も、おサイフケータイ対応のスマホで支払えば、お札も小銭も出す必要がなく楽に支払いができます。
おサイフケータイで使えるサービス
おサイフケータイでは様々なサービスを利用することができます。
こちらでは、おサイフケータイで利用できる電子マネー、ポイントカードなどをまとめました。
楽天Edy
楽天Edyは事前にチャージして使う電子マネーです。
還元率が0.5%で、おサイフケータイで使う場合は貯めるポイントを以下から選ぶことが出来ます。
- 楽天スーパーポイント
- ANAマイル
- Ponta
- au WALLETポイント
- ヨドバシゴールドポイント
- Tポイント
- エポスポイント
- ビックポイント
- マツモトキヨシ
- エディオンポイント
- ドットマネー

モバイルSuica
モバイルSuicaはチャージ式の鉄道・バス乗車カードと電子マネーとして使えます。
Suica自体にポイント機能はありませんが、JRE POINT WEBサイトでSuicaを登録するとJRE POINTをためることができます。
ポイント還元はお店によって異なり、還元率は0.5%から1%です。
WAON
WAONはイオングループが発行するチャージ式の電子マネーです。
還元率は0.5%で、主にイオン系のスーパーやコンビニなどで使うことができます。
WAONで支払うとWAONポイントがもらえ、貯まったポイントはWAONステーションやイオン銀行で電子マネーに交換し、支払いに使うことができます。

nanaco
nanacoはセブン&アイグループが発行するチャージ式の電子マネーです。
セブン&アイグループ店舗で利用すると1%のポイント還元になります(2019年7月からは還元率が0.5%)。
セブンイレブンやイトーヨーカドーなどの店舗をよく利用する人はお得に買い物ができます。

iD
iDはチャージ不要で使えるポストペイ型の電子マネーです。
ポストペイ以外にもチャージ型と即時引き落としができるデビット型を選ぶことができます。
iDでの支払いではポイントがつきませんが、クレジットカードで後払いか、プリペイドカードで前払いするとクレジットカードやプリペイドカードのポイントが貯まります。
ポイント還元は使用するクレジットカードやプリペイドカードの還元率になります。

QUICPay
QUICPayはiDと同じくチャージ不要で使える電子マネーです。
使用した代金分を後日クレジットカード払いとして引き落とされるのでチャージしなくてもいいのが特徴です。
QUICPay自体にポイント機能はないのですが、クレジットカードで代金を支払うときにポイントが貯まります。
クレジットカードのポイントは、クレジットカードの還元率によって異なるので、1%以上の高還元のクレジットカードを使えばお得になります。

ANA SKiPサービス
ANA SKiPサービスはチェックインなしで搭乗できるサービスです。
おサイフケータイでANA SKiPサービスを利用できるように設定すればチケットなしでスムーズに搭乗することができます。
dポイントカード
dポイントカードはdポイントが貯まるカードです。
還元率は1%で、貯まったポイントはローソン、マツモトキヨシ、マクドナルド、高島屋などで使うことができます。
ドコモの電話料金の支払いにも使うことができるのでドコモユーザーにおすすめのポイントカードです。

ローソンモバイルPonta
ローソンモバイルPontaはPontaポイトが貯まります。
プラスチックカードタイプのPontaカードを持ち歩く必要がなくなるのがメリットです。
モバイルPontaはアプリを起動する必要がなく、お店の専用端末にスマホをかざすだけでポイントを貯めることができますよ。
還元率は1%で、貯まったポイントはローソンやケンタッキー・フライド・チキンなどで使うことができます。

おサイフケータイの始め方
おサイフケータイでサービスの利用を始めるには、おサイフケータイに対応しているサービスのアプリをインストールして使う方法、「おサイフケータイアプリ」をインストールしてそこから利用したいサービスを探す方法があります。
使いたいサービスが決まっている場合はそのサービスの公式サイトなどから直接アプリをインストールして使うことができます。
また、「おサイフケータイに対応しているサービスを知りたい」という場合は、おサイフケータイアプリをインストールして利用したいサービスを探してからそれぞれのアプリをインストールして使うのがいいでしょう。
おサイフケータイアプリはスマホにプリインストールしてあることが多いですが、アプリ一覧で見つからない場合はおサイフケータイアプリをインストールして使いましょう。
使いたいサービスの初期設定などはそれぞれ異なるので、公式サイトを確認しながら設定してくださいね。
おサイフケータイでの支払い方法
おサイフケータイを利用する時には、電子マネーを使う人が多いと思います。
支払うときには、使いたい電子マネーをレジで伝えて、専用端末にスマホをかざすだけです。
例えば、iDで支払いたい場合、レジで「iDで支払います」と伝え、スマホを専用端末にかざすだけです。
PayPayやLINE Payなどのバーコード・QRコード決済だと、アプリを開いて、バーコード・QRコードを提示する手間がありますが、楽天Edy、iDなどの非接触型電子マネーはスマホでの操作は必要なく、スマホをかざすだけなので簡単に支払いを済ませることができます。
おサイフケータイが使える店舗
おサイフケータイが使える場所は、どのサービスをおサイフケータイで利用するかによって異なります。
こちらでは、利用者が多い楽天Edy、モバイルSuica、WAON、nanaco、iD、QUICPayが使える主な店舗をご紹介します。
楽天Edy、モバイルSuica、QUICPayが使える主な店舗
- ローソン
- セブンイレブン
- ファミリーマート
- ミニストップ
- マクドナルド
- ガスト
- イトーヨーカドー
- マツモトキヨシ
- ビックカメラ
- ヨドバシカメラ
- ららぽーと
WAONが使える店舗
- ローソン
- ファミリーマート
- ミニストップ
- イオン
- ウェルシア
- ビックカメラ
nanacoが使える店舗
- セブンイレブン
- イトーヨーカドー
- 西武・そごう
- かっぱ寿司
- マクドナルド
- ツルハグループ
- ビックカメラ
iDが使える店舗
- ローソン
- セブンイレブン
- ファミリーマート
- ミニストップ
- マクドナルド
- ガスト
- イトーヨーカドー
- ウェルシア
- ビックカメラ
- Amazon(ネット決済)
おサイフケータイを利用するメリット・デメリット
おサイフケータイを利用するメリットとデメリットをご紹介します。
おサイフケータイを利用するメリット
おサイフケータイを利用するメリットは、支払いがスムーズなこと、お財布が軽くなること、ポイントが貯まることです。
支払いがスムーズ
おサイフケータイの電子マネーで支払うとスマホを専用端末にかざすだけで決済ができるので支払いがとてもスムーズです。
レジが混んでいるときにも、お札や小銭を出す必要がないのでスピーディーに支払いができるのはうれしいですね。
お財布が軽くなる
日常の支払いをおサイフケータイの電子マネーにするとプラスチックカード式の電子マネーを持たずに済みます。
dポイントカードやPontaカードもおサイフケータイで使えるのでお財布が軽くなりますよ。
ポイントが貯まる
楽天Edy、モバイルSuica、WAON、nanacoで支払うとポイントが貯まります。
ポイント還元率は電子マネーによって異なりますが、0.5%から1%です。
おサイフケータイを利用するデメリット
おサイフケータイを利用するデメリットは、バッテリーの管理が必要なこと、機種変更時の手続きが大変ということです。
バッテリーの管理が必要
おサイフケータイは画面を消していたり、スリープ状態でも使うことができますが、バッテリーが切れて充電がなくなると使うことができません。
日常の支払いにおサイフケータイの電子マネーを使っていたり、電車に乗るときにモバイルSuicaを使っている場合には旬電が切れてしまわないようにバッテリーの管理が必要です。
機種変更の時の手続きが大変
スマホの機種変更をするときには電子マネーやポイントカードのデータ移行や手続きが必要です。
機種変更の時の手続きとしては、旧機種からデータを預けて新機種で受け取る方法、旧機種で情報を削除して新機種で再設定する方法があり、電子マネーやポイントカードによって方法は異なります。
機種変更する時にはそれぞれの手続き方法を確認しましょう。
おサイフケータイをお得に利用する方法
おサイフケータイで利用できる電子マネーには支払い時にポイントがつくものと付かないものがあります。
お得に買い物をするなら、「ポイントがつく+クレジットカードでチャージや決済ができる電子マネー」がおすすめです。
ポイントがつく+クレジットカードでチャージや決済ができる電子マネーは、楽天Edy、WAON、モバイルSuicaです。
さらに、店舗で提示できるdポイントカードやPontaカードがあればポイントを3重に取ることができます。
具体的には、「楽天EdyかWAONにクレジットカードでチャージをしてクレジットカードのポイントをもらう(還元率0.5%)+楽天EdyかWAON支払いにして0.5%のポイントをもらう+dカードポイントやPontaカードの提示で1%のポイントをもらう」という方法です。
モバイルSuicaの場合は、ビューカードでSuicaにチャージをし、JRE POINTにSuicaを登録してJRE POINTマークがある店で買い物をしてポイントをもらう方法がお得です。
この方法だとビューカードでのSuicaへのチャージで還元率1.5%、Suica支払いでJRE POINTが0.5%から1%がもらえるので合計で2%から2.5%の還元にすることができます。
電子マネーのチャージにおすすめのクレジットカード
電子マネーへのチャージはクレジットカードを利用するのがおすすめです。
こちらでは、楽天EdyとWAONへのチャージでポイントが貯まるクレジットカードをご紹介します。
楽天カード
楽天カードは年会費無料で、通常の支払いでの還元率は1%で、楽天Edyにチャージする場合は還元率が0.5%になります。
楽天ポイントが貯まるので、楽天ユーザーにおすすめのカードです。
「楽天カードでEdyにチャージ(0.5%還元)+Edy支払い(0.5%還元)+ポイントカード提示(還元率1%)」で合計2%の還元になります。
リクルートカード
リクルートカードは年会費無料で、還元率が1.2%の高還元クレジットカードです。
リクスートポイントが貯まるので、ホットペッパーグルメ、じゃらんなどリクルート系のサービスを利用する人におすすめです。
楽天Edyのチャージに利用すると「リクルートカードチャージで1.2%還元+楽天Edy支払いで0.5%+ポイントカード提示で1%還元」の組み合わせになり、合計2.7%の還元にすることができます。
イオンカード
イオンカードの中でも「イオンカードセレクト」だけがWAONへのチャージでポイントを貯められます。
年会費は無料で、還元率は0.5%とそれほど高くはありませんが、WAONへのチャージでポイントを貯めるならイオンカードセレクトを利用するのがおすすめです。
まとめ:スピーディーに支払いができるおサイフケータイはポイントも貯められてお得!
おサイフケータイの利用がおすすめの人の特徴をまとめました。
- スピーディーに支払いをしたい人
- 現金払いよりもお得に買い物がしたい人
おサイフケータイの電子マネーで買い物をすればレジでお札や小銭を出す必要がなくなるので、とてもスピーディーに支払いができます。
急いでいるときやレジが混んでいるときはおサイフケータイでの支払いが便利ですね。
また、支払いでポイントがつく電子マネーは現金で支払うよりもお得に買い物ができますよ。