期限が迫っているのに支払いに回せるお金がないということは、若い頃なら誰でも経験したことがあるのではないでしょうか。
友人の結婚式が重なったり、どうしても断れない飲み会が続いたりして想定外の出費を余儀なくされ、支払い期限を伸ばせないものに回すお金が足りなくなったら困りますよね。
給料日はまだ先なので待っていられない、でもお金は必要というときは、なんとかしてお金を工面するしかありません。
そこで、今回はこのようなときに役立つ方法について紹介します。
その日のうちにお金を用意するなら「借りる」か「作る」の2択
即日でお金を用意したいなら、その手段は「お金を借りる」「何かを売る」の2とおりになります。
両方を実行できるなら併用すれば良いでしょう。
即日でお金を借りる4つの方法
お金が即日必要な場合、下記いずれかの方法を検討しましょう。
- 手持ちのクレジットカードのキャッシング枠を使う
- 初めての人でも意外と安心な消費者金融を利用する
- 友人・知人から借りる
- 質屋を利用する
1.手持ちのクレジットカードのキャッシング枠を使う
クレジットカードを持っているなら、キャッシングがついていることが多いです。
キャッシング機能は、それまで使う機会がなかったのであればよく理解していないかもしれませんが、枠の範囲内なら簡単にお金が借りられます。
クレジットカードのマイページにアクセスすればキャッシング枠がいくらなのかわかりますので、気になるなら調べてみましょう。
2.初めての人でも意外と安心な消費者金融を利用する
消費者金融でお金を借りた経験がない人は、もしかしたら消費者金融と闇金に同じようなイメージを持っているかもしれません。
しかし、実際は大きく違います。
消費者金融は正規の貸金業者なので、それほど心配せずに利用することができます。
大手消費者金融を利用するメリット
消費者金融にも大手と中小規模の会社がありますが、CMで宣伝を行っているような大手の会社には以下のようなメリットがあります。
- 申し込み手続きが簡単
- 審査スピードが早く、即日審査も可能
- 銀行融資に比べると、審査も難しくない
1.申し込み手続きが簡単
消費者金融からお金を借りるさい、少額(1万円から50万円程度)の借り入れなら銀行と比べて手続きが非常に簡単です。
提出する書類も免許証や健康保険証、パスポート等を提出するだけです(いずれか1点でOK)。
また、わざわざ各社の店頭に行く必要もなく、ネットのみで手続きが完結します。
2.審査スピードが早く、即日審査も可能
消費者金融は審査時間が非常に短く、どの消費者金融も問題がなければ30分から1時間程度で結果が出ます。
審査が通ったら、あとは銀行口座や無人契約機から出金できるようになります。
ただ、即日入金は「夜10時まで」などと決まっていることもあるので注意しましょう。
3.銀行融資に比べると、審査も難しくない
一般的に銀行からお金を借りるのと比べれば、消費者金融の方が審査がゆるいです。
例えば在籍確認が必要なかったり、保証人が必要なかったりなどの点です。
また、借りる額によっては収入証明書が必要ないケースもあります。
ただ上限金利は消費者金融のほうが高めに設定されています。
最短即日可能。おすすめの借入先
ここでは即日融資を受けられる有名な消費者金融を4社、紹介します。
- プロミス
- アコム
- モビット
- レイクALSA
1.プロミス
プロミスはSNBCグループの消費者金融です。
パソコンやスマホから24時間365日、申込みが可能で、郵送物もカードもない「Web完結」での申込みができます。
実質年率は4.5~17.8%で、適用される金利は借入の条件によって変わります。
女性なら、女性スタッフが対応してくれる「レディースキャッシング」を利用することが可能です。
2.アコム
アコムは初めての契約で、返済期日を35日ごとにすると最大で30日間、金利が0円になります。
24時間365日、借入が可能で、楽天銀行に口座があれば最短1分で振り込まれます。
カードローン専用のアコムカードを利用する場合、実質年率は3.0~18.0%で、最高800万円まで融資を受けることができます。
3.モビット
モビットはSMBCグループの消費者金融です。
わずか10秒程度の情報入力で、簡易的な審査結果がわかるのが特徴です。
実質年率は3.0~18.0%で、「振込キャッシング」と「提携ATMキャッシング」の2つの方法でお金を借りることができます。
今すぐ現金が必要という場合は提携ATMキャッシングが便利です。
4.レイクALSA
レイクALSAは新生銀行グループの消費者金融で、2018年4月からレイクの後続商品として提供されているサービスです。
実質年率は4.5~18.0%で、申し込みの審査はパソコン・スマホ・アプリ、自動契約機、電話のいずれかで行うことが可能です。
初めての場合は21時(日曜日は18時)までに手続きが完了すればその日のうちに借入が可能です。
3.友人・知人から借りる
消費者金融から借りている額が限度額に達してしまっている場合や、審査に落ちてしまって借りられないなら友人や知人に相談するのも1つの方法です。
ただ、そのことを友人や知人に素直に話したら不安がられてしまうでしょうから、「消費者金融は金利が高いから返すのが大変」などと言い訳をしておいた方が良いですね。
友人や知人から借りる際は今後の信頼関係に影響が出ないよう「いつまでに全額返す」「借りた部分の3割を1週間以内に返す」など、期限を設定した方が良いでしょう。
あるいは契約書を残しておいて相手を安心させる事も必要です。
4.質屋を利用する
とにかくその日のうちにお金が必要ということでしたら、自分の家にあるものを質屋に持っていき、換金することも検討しましょう。
質屋なら、期限までに返済すれば預けたものを返してもらうことができます。
高価なものを持っているけれど売りたくはないという場合、質屋を利用すれば一時的にお金を借りることができます。
4.その日のうちに所持品を売る
自宅に売れそうなものがあるなら売ってしまうのが、手っ取り早くお金を手にする方法です。
即日でお金が必要なら、やはり実店舗で買い取ってもらうのが早いです。
急ぎなら買取店に持ち込むか、出張査定を申し込む
売れそうなものが自宅にあって、売ってしまっても惜しくないのであればリサイクルショップや買取業者に売って換金しましょう。
最近では24時間営業のところもあるので、夜遅い時間でも可能です。
リサイクルショップや買取業者ならその場で査定してくれるので、すぐお金を手にすることができます。
もし選択肢がいくつかあるのなら、できるだけそのジャンルに強い買取業者に依頼するのがおすすめです。
電化製品、ブランド物、アウトドア商品など業者ごとに得意ジャンルがあります。
近場に買取業者がないなら出張査定を申し込むのもおすすめです。
出張査定なら自宅まで来て査定・買い取りをしてくれます。

フリマアプリや宅配買取は時間がかかるのでNG
自宅のいらないものを買い取ってもらう方法として、フリマアプリや宅配買取も人気があります。
フリマアプリは自分で値段を設定できるため、安価で売りたくない人に人気があります。ただ、こういったものは即日対応が難しいです。
フリマアプリだといつ売れるかわかりませんし、宅配買取も数日を必要とします。
入金が1週間ぐらい先になっても良いということなら使えますが、即日入金希望の方には向いていない方法です。
日払いバイトは今日稼ぐのは難しい
日払いのバイト募集はたくさんありますが、急な出費が必要だからといって日払いのアルバイトでお金を工面するのは現実的ではありません。
思いついたその日にすぐ働けて、それなりの金額をもらうことは難しいでしょう。
仮に可能だったとしても、1万円以上のお金になることはまずないと考えられます。
要注意!急な出費には役に立たない、意外に時間がかかるお金の工面の方法
お金を借りる方法の中には時間がかかるものもたくさんあります。
以下のような方法は、急な出費に対応する方法としてはあまり利用できないでしょう。
- 公的貸付を受ける
- 担保融資を受ける
- ネットで稼ぐ
1.公的貸付を受ける
生活費の工面に困ったときに利用できるのが「生活福祉資金貸付制度」です。
これは、全国の市区町村社会福祉協議会が窓口となっています。
借りられるお金の種類は生活再建のための費用や敷金・礼金など賃貸契約を結ぶために必要な費用、子どもの教育費などたくさんの種類があります。
ただし、お金を借りるためには必要書類を提出してから審査を受けることが必要になるので、急な出費に対応する方法としては利用できません。
2.担保融資を受ける
担保融資とは、年金や生命保険、証券、車、不動産などを担保にしてお金を借りる方法です。
車を担保にした融資は即日でも受けられる可能性がありますが、その他のものを担保にする場合はある程度の時間がかかるので、急な出費に対応する方法としては使えないでしょう。
3.ネットで稼ぐ
今はインターネットを活用して収入を得る方法がたくさんあります。
例えばランサーズやクラウドワークスのようなクラウドソーシング系のサービスを利用する方法です。

ただし、こうしたサービスは仕事をこなすのに時間がかかりますし、報酬の振込は月に2回だけです。
そのため、急な出費には対応できません。
また、いわゆるポイントサイトではまとまったお金ににはなりにくいですし、アフィリエイトでは即日でお金を手にすることは不可能です。
急な出費はこんなにある。予測不能の出費例
普通に生活していても思わぬ事態に巻き込まれて出費が増えてしまうこともよくあります。
具体的には下記のような事です。
冠婚葬祭 |
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病気、事故 |
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生活トラブル |
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年に何回もあるわけではありませんが、こうしたことはいつか起こりうることです。
思わぬ出費があると、貯金していない時は特に辛いですね。
出費予定がわかっているものには備えておくこと
出費があることが事前にわかっている場合、どのぐらいのお金が必要になるか把握しておくことが大事です。
そうすれば「急な」出費にはなりません。
具体例を挙げると以下のようなものです。
- 家賃の更新料
- 車検代
- 子どもの教育費 など
結婚式に招待されたり大型家電が壊れたりするのは予測しづらいですが、こうしたものはあらかじめ把握できるはずです。
そのため、毎月コツコツと準備することができます。自営業者の場合は税金の支払いも忘れてはいけません。
所得税は確定申告をするときに納税することが必要になりますので、あらかじめいくらくらいになるか予想して準備をしておきましょう。
低収入でも出費に備えて貯金することは可能
収入がそれほど多くなくてもしっかり貯金している人はたくさんいます。
貯蓄をするコツは、あらかじめ貯蓄する金額を先に生活費から貯蓄用の口座に振り替えてしまうことです。
収入が増えてもなるべく生活水準を上げないようにし、それなりの貯蓄を作ることを優先するようにしましょう。
そうすれば、急な出費でも問題なく対応できます。
まとめ:出費が発生してからでは遅いことも。早めの備えが肝心
以上、早急にお金が必要な場合の対処法と、資金を得る方法を紹介しました。
急にお金が必要になることは誰でもあることです。
そして、経験するのは1度や2度ではありません。
そうしたときに役立つのはやはり貯蓄です。
消費者金融やキャッシングなどでお金を借りると高い金利を払わなければいけないので、できるだけ借金をしないで済むくらいの貯蓄をしておきましょう。