転売ヤーとして稼ぐ方法。定番売れ筋商品や仕入先など稼ぎのコツをまとめました

人気アイドルのライブチケットや限定販売

転売ヤーとは、人気アイドルのライブチケットや限定販売の商品などを買い集め、販売主よりも高い価格で売って利益を得る人のことをいいます。

ライブチケットなど数が限られているものは、ネットオークションを通じて売ることで販売主がつけた価格よりも高い価格で売れることが多く、場合によっては数十倍にもなることがあります。

そのため、この価格差に注目して転売を繰り返すと稼ぐことができるというわけです。

このページでは、転売ヤーがどんな商品を転売の対象としているのか、転売を行うことに問題はないのかなどについて解説します。

転売ヤーとは? マイナスのニュアンスが込められた言葉

 マイナスのニュアンスが込められた言葉

一般に転売とは、買値よりも高く売れそうなものを仕入れ、ネットオークションやフリマアプリなどを通じて販売して利益を得る行為です。

たとえば国内で高い値段がついている商品でも、海外では安く売られていることがあります。

また、Amazonで高値がついている商品がメルカリで安く売られていることもあります。こうした価格差に注目し、安く仕入れて高値で売るのはごく普通の転売なので特に問題はありません。

しかし、「転売ヤー」と呼ばれる人たちが扱う商品はライブのチケットのような数に限りがある商品です。

1つの商品に転売ヤーが群がることで、結果的に転売ヤーによる買い占めが行われます。

このような形で転売ヤーが間に入ることで、本来ならもっと安く手に入る商品が値上がりし、その差額が第三者のところに入ることに納得がいかない人が多いため、社会からは批判の的になっています。

そのため、「転売屋」という言葉は転売を生業としている人の全般を指していますが、「転売ヤー」という言葉はネットスラングとして否定的なニュアンスで使われることが多いです。

転売ヤーが扱う代表的なもの3つ

転売ヤーが好んで扱うものは基本的に、数に限りがあるものです。具体的には以下のようなものがあります。

  1. ライブやスポーツの試合などのチケット
  2. イベントで販売される限定品
  3. その他、発売時に品薄が予想されるもの全般

ライブやスポーツの試合などのチケット

ライブやスポーツの試合などのチケット

ライブのチケットは、転売ヤーが好む商品の代表です。

人気アイドルグループ・嵐の例を挙げると、2018年に販売が開始された「ARASHI ANNIVERSARY TOUR 5×20」のチケットの場合、定価9000円のものがネットオークションで最高68万円という価格で販売されていたようです。

こうした転売を防ぐため、興行主は顔認証システムを導入するところが増えています。

チケットの購入時に顔写真を登録し、入場の際にスキャナーで調べて本人と合致しないと正式なチケットが発行されない仕組みです。

こうした仕組みの導入により、チケットの転売は徐々に難しくなっています。

また、2018年12月にはライブやイベントのチケットを不正転売することを禁止する法案が可決されました。

法が施行されればチケットの転売で稼ぐのは難しくなるでしょう。

イベントで販売される限定品

イベントで販売される限定品

東京ビッグサイトで年に2回開催されるコミックマーケット(コミケ)では、ここでしか手に入らない限定品が数多くあります。

コミケで出品できる数には限りがあるため、人気作品は早々に売り切れてしまいます。

そのためこうした作品を転売目的で入手し、現地で売られている価格よりも高い価格でネットに出品して稼ぐというわけです。

こうしたイベントをたくさん見つけることができれば、稼ぐ機会は増えます。

その他、発売時に品薄が予想されるもの全般

2014年に発売された「東京駅開業100周年記念Suica」は1万5000枚限定で販売されました。

入手のために徹夜することは禁止されていましたが、実際は、入手した人の多くは徹夜して並んだ人でした。

このSuicaは定価2000円ですが、ヤフオクで出品されたときの価格は5~6万円です。

1人3枚まで買うことができたので、一晩徹夜で並んで10万円くらいの利益を手にした人もいたでしょう。

転売に使う主な仕入先と販路は、基本的にオークションサイト

オークションサイト

転売ヤーが商品を仕入れるときに利用する仕入先は商品ごとに異なります。

イベントで販売される商品であればそのイベント会場しかありません。

ライブのチケットであれば、ファンクラブに入会して入手するのが基本です。

人気アイドルなら1人では入手することが難しい場合もあるので、家族や知人の名前を借りて入会し、応募数を増やす転売ヤーもいます。

また、販路は基本的にオークションになります。

転売ヤーが扱う商品は旬が短いものが多いので、ヤフオクを中心としたオークションサイトを利用するのが一般的です。

転売ヤーになるのに必要なもの

売れるものを見つける情報収集力

転売ヤーとして稼ぐために必要なものとしては、以下のようなものが挙げられます。

  1. 資金
  2. ネットオークションのスキル
  3. 売れるものを見つける情報収集力

資金

転売なので、基本的に商品を仕入れる資金がないとできません。より大きな利益を得たいのであれば、資金もそれだけ必要になります。

また、ライブチケットを入手したい場合はファンクラブに入ることが必要なので、その会費が必要です。

複数人の名義を使って抽選に応募するならその人数分の会費が必要になるので、意外と負担になるでしょう。

チケットが入手できなければ会費として支払った分は赤字になります。

ネットオークションのスキル

転売ヤーが出品する商品は、短時間で価格が大きく動きやすいという特徴があります。

たとえばもともと数量限定で販売されていたのに、転売ヤー対策で後から販売数が大幅に追加された場合、価格は暴落する可能性が高いです。

ネットでは情報があっという間に広がるので、一度価格が下がり始めると当初想定していた利益を得ることは難しくなります。

そのためネットオークションに出品したらあとは放置というわけにはいきません。

また、購入希望者から価格交渉をされることもあります。そのあたりを上手にやりくりするスキルが必要です。

売れるものを見つける情報収集力

転売ヤーが稼げる商品は無数にあるわけではありませんので、稼げる商品の情報がネット上に流れてくることは期待できないでしょう。

そのため、どんな商品なら高値で売れるのかということを判断するセンスを身につけて、常にアンテナを張って商品を探す力が必要です。

転売行為は法律に違反しないの?

古物商の許可

転売ヤーをするうえで関連する法律はいくつかあるので、正しく理解しておきましょう。主に以下の2つです。

  1. 迷惑防止条例
  2. 古物営業法

迷惑防止条例

ライブ会場などの入口付近で見込み客に声をかけてチケットを販売する人をダフ屋といいますが、これをネットで行っているのが転売ヤーです。

前者を「黒ダフ」、後者を「白ダフ」として区別することがあります。

ダフ屋行為は各都道府県が定める迷惑防止条例違反として禁じられていますが、取り締まりが難しく、捕まることはあまりないようです。

古物営業法

利益を得る目的で購入したものを売る場合、古物商の許可が必要です。

自分で使っていたものを売るだけなら許可は要りませんが、初めから転売が目的なら対象になります。

「古物」という言葉から、ある程度の使用感があるものというイメージがあるかもしれませんが、実際は取引がされてしまえば古物にあたります。

ただし、古物商の許可は所定の手続きをすれば誰でも取れるので、転売を継続して行うなら許可を取得しておけば問題ありません。

転売ヤーのメリットは?

転売ヤーのメリット

副業として転売ヤーになるメリットは、おおよそ以下の3点です。

  1. 特別なスキル不要。初心者でも稼ぎやすい
  2. 好きな時間に仕事が出来る
  3. 商材が命!当たれば大きい

特別なスキル不要。初心者でも稼ぎやすい

転売ヤーになるにはネットオークションのスキルが必要という説明をしましたが、ネットオークションのスキルは慣れれば身につきます。

転売そのものは誰でも可能なことなので、そういう意味では特別なスキルは不要です。

好きな時間に仕事が出来る

商品を仕入れるときは限られた時間に行動する必要も生じますが、そもそもその商品を仕入れるかどうかは自分で決められるので、働きたくなければ仕入れに行かなければいいだけです。

そのためアルバイトのような時間的な拘束がありません。

商材が命!当たれば大きい

先述した嵐のライブチケットは、9000円で販売されたものが60万円以上の価格で売れています。

ここまで極端な例は限られますが、当たれば1つの商品で10万円以上の利益を得られることは十分、あり得るでしょう。

転売ヤーのデメリットは?

転売ヤーのデメリット

転売ヤーにはデメリットも多くあります。主に以下の4点です。

  1. マネされやすく、在庫リスクがある
  2. 販売主が転売対策をする可能性がある
  3. 他人にどうやって稼いでいるのか言いづらい
  4. スキルを生かしてステップアップしづらい

マネされやすく、在庫リスクがある

転売ヤーが好んで扱う商品は限られるので、転売ヤーが増えれば競争が激しくなって商品を入手することが難しくなります。

また、仕入れた商品が売れるとは限らないので、売れ残ったり赤字になったりするリスクもあります。

販売主が転売対策をする可能性がある

ライブのチケットが典型的な例ですが、販売主が転売対策を立てるようになっています。

そのため、それまで稼げたものが稼げなくなることがあります。

基本的に販売主からは歓迎されていないので、対策を立てられたらその対応方法を新たに考える必要があります。

他人にどうやって稼いでいるのか言いづらい

友人や知人と仕事の話になったとき、堂々と自分の収入源について話しにくいというデメリットもあります。

転売によって得る高額な利益は社会から不当という認識がされており、チケットキャンプのように炎上してサービス終了に追い込まれた例もあります。

スキルを生かしてステップアップしづらい

転売ヤーがすることといえば、商品を仕入れてオークションで転売することくらいです。

一般的な商品を仕入れて販売するビジネスと比べて得られるスキルは限られるので、転売ヤーとして活動して得られたものを他のジャンルで活かし、ステップアップするのはやや難しいです。

まとめ:転売ヤーの転売行為は付加価値が薄い。リスクもあるのでおすすめしない

ライブやイベントのチケットを不正に転売することが法律で禁止されたことで、転売ヤーは大きな収入源を失ったと言えます。

もともとビジネスとしては問題があり、社会から受け入れられていないことを考えると、副業であっても本格的に行うことはおすすめできません。

その一方で、本、CD、ブランド品、家電などを取り扱う転売「せどり」は、誰でもできる副業として幅広い人気です。

店舗での仕入れが規制され、年々稼ぎにくくなりつつありますが、再現性が高く数万円程度の利益であれば多くの人が可能なので、興味のある方は詳しく調べてみてください。