いざアフィリエイトサイトを立ち上げたけど、なんだかアクセスが集まらない…。
毎日のように最新情報をしっかりチェックしているにもかかわらず、伸び悩んでいる方は少なくありません。
そんなとき着手するのが、「サテライトサイト(ブログ)」と呼ばれる宣伝用サイトの制作です。
過去には「他サイトからリンクを貼れば貼るほど、メインサイトのGoogle検索順位が上がる」という時代がありました。
しかし現在はGoogleが賢くなり、そういった行為にペナルティが与えられるようになっています。
このことから、「今どきサテライトサイトに効果なんてあるの?」と考える方も少なくありません。
今回は、2019年だからこそ注目したいサテライトサイトの作り方について解説します。
サテライトサイトはその作成方法によって、まだまだ効果を発揮することがあるのです。
サテライトサイトとは?期待できる効果は被リンクと送客
「サテライトサイト」とは、簡単に言うと「メインサイトの宣伝用として作る別のサイト」です。
ブログ等で代用されることもあり、その場合はサテライトブログなどとも呼ばれます。
メインサイトとして地球があり、その周囲を人工衛星であるサテライトサイトが飛びながら情報を送信している、と考えるとわかりやすいかもしれません。
例えば、検索エンジンで情報を探す際、「これについてもっと知りたい!」と思うことがありますよね。
そんな時、情報を見ていたサイトにリンクが貼ってあって『より詳しい情報はこちらから!』と書いてあるとなんとなくタップ/クリックしてみたい気持ちになります。
この場合、「最初に情報を見ていたサイト」がサテライトサイトで、被リンク先のサイトがメインサイト、ということになります。
このようにサテライトサイト(ブログ)とは、メインサイトへのより幅広い送客や、それによるリンク強化、SEO強化を目的として作られます。
基本的にサテライトサイトで取り扱うものは、メインサイトと同じジャンルか、大きく関連しているジャンルとなります。
例えばメインサイトのジャンルが「ダイエット」なら、サテライトサイトのジャンルは「健康青汁」「スポーツジム」「プロテイン」…など、少しズラして考えてみましょう。
サテライトサイトは、メインサイトの内容を補足するような内容で書かれているのばベストです。
無闇にサテライトサイトを作ってリンクを貼れば、逆に順位が落ちてしまうことになる
冒頭でも紹介したように、2010年前後のGoogleでは被リンク数によって順位が上がっていたため、粗悪なサテライトサイトが量産されていました。
メインサイトのSEO効果を高めようとするあまり、多くのアフィリエイターがそれに続いてしまった結果、サテライトサイトがスパムのような検索結果汚染の実害を生み始めます。
現在では低品質なサテライトサイトの量産、さらにその被リンク先のメインサイトはGoogleからペナルティを課せられるようになっています。
- メインサイトに書いてあることのリライト
- メインサイトと関係ないジャンルのサイト
- キーワードを継ぎ接ぎしただけの自動ツールを用いた文章
- あからさまにメインサイトの宣伝用だとわかるサテライトサイト
上記のようなサイトでは、基本的にサテライトサイトの恩恵は受けられません。
また無料ブログなどを乱立し、そこから被リンクをしただけでペナルティを受けた、という実例もあります。
逆に「より信頼性が高く、有益性が認められる強力なサイトからの被リンク」は、高く評価されSEO効果アップに繋がります。
つまり、今はメインサイトもサテライトサイトも、数ではなくコンテンツの質が重視されている、と考えておきましょう。
中古ドメインの使用は自己判断。アクセスのあるサイトからのリンクが重要
前項でも紹介したように、サテライトサイトからの被リンクすべてに効果があるわけではありません。
よりアクセス数の多いサイトからの被リンクは、Googleからも評価されやすくなります。
そのためすでに運営歴があり、被リンクもついているような「中古ドメイン」を使ってサテライトサイトを作る人も少なくありません。
評価の高い中古ドメインを購入できれば、労力の削減はもちろん、Googleからの信頼や検索順位も受け継げる可能性があります。
しかし、中古ドメインの使用にはデメリットもあります。
例えば、検索順位の急降下や、かつてそのドメインに与えられたペナルティの引き継ぎなど、予測し得ないリスクを伴う可能性があります。
また強力な中古ドメインの取引価格は高額であることも多くあり、それでいてSEO効果が保証されているわけではありません。
多くのサイトでオススメされている「中古ドメインを用いたサテライトサイトの作成」ですが、基本的には自己責任、自己判断で運用してください。
安全を取るのであれば、新規ドメインを取得し、メインサイト同様コツコツと育てていくようにしましょう。
実際にサテライトサイトを作ってみる
それでは、実際にサテライトサイトを作るうえでの手順を紹介しましょう。
- メインサイトと関連したジャンルで、より詳しく作り込む
- 無料ブログ、無料ホームページでもOK
- サーバー(IPアドレス)を分散させる
- テンプレートを分散させる
- 被リンクはサテライトサイトから一方通行にする
- 被リンクの文字列をきちんと設定する
メインサイトと関連したジャンルで、より詳しく作り込む
すでに解説したように、サテライトサイトで取り扱うのは上位表示させたいメインサイトに関連したジャンルです。
できれば全く同じでなく、メインサイトでは取り上げていないことに焦点を当てれば、より幅広い顧客獲得に繋がります。
サテライトサイトのページ数に決まりはありませんが、詳細な記事が多いほど評価されます。
メインサイトとは全く別の切り口でのライティング、口コミやアンケートの利用など、より詳しく作り込むほどサテライトサイトとしての効果は高くなるでしょう。
「メインサイトとは別に、もうひとつ同ジャンルのメインサイトを作る」くらいの意気込みで制作してください。
無料ブログ、無料ホームページでもOK
新たにサテライトサイトを作る場合は、独自ドメインを使わずにライブドアやアメブロなどの無料ブログサービスを利用するのも一つの方法です。
というのも無料ブログ自体のドメインがとても強いので、初期の段階でアクセスを集めることも可能だからです。
アフィリエイトサイトへ誘導することも問題ありませんし、費用の面でもメリットがあります。
サーバー(IPアドレス)を分散させる
サテライトサイトはいわば自作自演サイトです。
メインサイトと同じ人が作っている、とGoogleに認識されると、評価の対象にならない恐れがあります。
そこで、可能な限り「メインサイトと関係ない」ことを示すために、メインサイトとはサーバー(IPアドレス)を分散させるという方法があります。
サテライトサイトの数を極力絞るのであれば、メインサイト同様、個別でサーバーを契約しても良いでしょう。
手間暇やコストはかかりますが、拡張性が高く、メインサイトから独立して収益を臨むこともできるでしょう。
テンプレートを分散させる
サーバー同様、サイトに用いるテンプレートも分散させましょう。
例えばメインサイトでWordPressを使っているのであれば、サテライトサイトではSIRIUS等を利用します。
複数のサテライトサイトを運用している場合、全く同じテンプレートの同じ箇所から被リンクをしていれば、リンクの存在が怪しくなってきます。
他にも、全く別のHTML/CSS構造を利用するなど、細かなところにも気を遣いましょう。
被リンクはサテライトサイトから一方通行にする
「サテライトサイトからメインサイトへリンクをつなげることがSEO対策なら、メインサイトと相互リンクにすればよいのでは?」と思う方もいるかもしれません。
しかしこうした相互リンクは、かえってリンクの効果を薄めてしまいます。
あくまでもサテライトサイトはメインサイトの「宣伝用」として、メインサイトからは被リンクしないようにしましょう。
また、ひとつのサテライトサイトにつき、ひとつのメインサイトへのリンクを一本貼るのが基本です。
欲張って複数のサイトへリンクする行為も、SEO効果を下げてしまうので注意しましょう。
被リンクの文字列(アンカーテキスト)をきちんと設定する
いくらサテライトサイトからリンクを貼ったとしても、そこから送客されなければ意味がありません。
例えばダイエットに関して、『詳しくはこちら』という文字リンクだけでは、何を詳しく説明してくれるのか疑問を持ちますよね。
例えば『短期間に○kg痩せたストレッチ』など、より文字列に具体性を持たせ、クリック率を上げることを意識してみましょう。
記事タイトルをそのままリンクにしても良いのですが、すべてタイトルにするより、リンク先の記事のキーワードを取り入れたテキストを目指してみてください。
サテライトからのリンクの貼り方。本文中から自然にリンクを貼る
サテライトサイトからリンクを貼る際に気をつけたいのが、「あからさまな誘導リンクにしない」ことです。
もちろん被リンクの文字列のこだわりは重要ですが、あからさまに何度もリンクを貼るようなことは、かえってペナルティの対象となる恐れがあります。
できれば文字リンクの数を絞り、本文から自然な流れでリンクをタップ/クリックできるよう、工夫することが重要です。
またリンクの効果が発揮されるまでには、約1週間~3週間程度はかかります。
被リンクしてすぐ効果が出るわけではありませんので、コツコツと取り組む姿勢を崩さないよう注意してください。
まとめ: 自然なリンクの獲得には限界がある。サテライトサイトでリンクを補う。
Googleのペナルティが与えられるようになって以降、多くのサテライトサイトは今や鳴りを潜めています。
アフィリエイトサイトには、必ずサテライトサイトが必要だというわけではありません。
しかし、自然な外部からのリンクを集めるには限界があることも事実です。
被リンクを集める方法のひとつとして、サテライトサイトはその補足的役割を果たします。
ただし、低品質なサテライトサイトでは、かえってメインサイトのランクを下げてしまうことに繋がります。
闇雲に作ってリンクを貼っても意味がないこと、もしも作るのであればメインサイト同様注力する必要があることを念頭に置いておきましょう。