Search Console(サーチコンソール)は、Googleが提供するサイト分析ツールの1つです。略して「サチコ」と呼ばれることもあります。
一般的なアクセス解析ツールでサイトの訪問者が利用したキーワードが取得できなくなった今、Search Consoleはキーワードを知ることができる唯一のツールなので、使いこなすことは必須です。
そこで、この記事ではSearch Consoleの最低限の使い方について解説します。
Search Consoleとは?
Search Consoleは、アフィリエイトサイトを運営するなら必須のサイト分析ツールです。
Search Consoleでできることは後述しますが、一番大事なのはサイトの訪問者が利用したキーワードを把握することができるという点です。
キーワードはページ単位で把握でき、サジェストに出てこないものもわかるので、記事を修正するうえでSearch Consoleのチェックは欠かせません。
なお、Search Consoleは2018年1月から新バージョンになり、重要な機能のみが表示されるようになって使いやすくなりました。
アフィリエイターなら最低限知っておきたい4つの機能
アフィリエイターなら最低限知っておきたいSearch Consoleの機能を以下で4つ、紹介します。
- 「検索パフォーマンス」で検索クエリと人気ページのチェック
- 「対象範囲」でインデックスエラーのチェック
- 「サイトマップ」でインデックスの促進
- 「手動による対策」でガイドライン違反をチェック
1.「検索パフォーマンス」で検索クエリと人気ページのチェック
Search Consoleを活用するうえで最も利用するであろうページが「検索パフォーマンス」です。
検索パフォーマンスのページでは、あなたのサイトがどんなキーワード(Search Consoleでは「クエリ」といいます)で検索されているかということがわかります。
このほか、検索結果の画面においてあなたのサイトが表示された回数、クリックされた回数、クリック率(CTR)、平均掲載順位を知ることができます。
これらのデータを見ることで、サイトの改善に役立てることができます。
たとえば、クリック率が低い場合は記事のタイトルに魅力がなく、ユーザーの興味を引くことができていない可能性が高いので、タイトルを改善すべきと考えられます。
また、平均掲載順位が良いのに表示回数が少ないなら、そもそもそのキーワードは検索需要がないということなので、あまり力を入れるべきではないと言えます。
Search Consoleはこうしたデータについて期間を指定して把握できるので、定期的にチェックして役立てるべきです。
2.「対象範囲」でインデックスエラーのチェック
Search Consoleの「対象範囲」では、インデックスの状況について知ることができます。
インデックスとは、Googleの検索結果にあなたのサイトが登録されているということです。
インデックスされていなければ検索で見つけてもらうことができないので、理由を見つけて改善する必要があります。
サイト運営の経験が浅いうちはあまりこのページを見る必要はないでしょうが、「エラー」として表示されている数が多いような場合は調査をする必要があります。
3.「サイトマップ」でインデックスの促進
Search Consoleにサイトマップを登録すると、検索エンジンによるインデックスを促進することができます。
サイトマップには、人間向けのサイトマップと「XMLサイトマップ」(Googleのクローラー向けのサイトマップ)の2種類があります。
Search Consoleに登録するのは後者です。
XMLサイトマップはGoogleのクローラーにとって、サイトの情報を読み取りやすい形で提供するものです。
そのため、サイトマップを登録するとインデックスが促進されるのです。
WordPressを利用しているなら、「Google XML Sitemaps」のようなプラグインを利用すれば簡単にサイトマップページを作成することができます。
サイトマップを登録したらステータスを確認し、「成功しました」以外のメッセージが出た場合はできるだけ早めに対応しましょう。
4.「手動による対策」でガイドライン違反をチェック
Googleは検索順位を上げるための意図的な操作を嫌います。
意図的な操作が行われているという判断は、アルゴリズムによる自動処理とGoogleの社員が目視で行う場合の2つがありますが、後者の場合はSearch Consoleに警告のメッセージが来ます。
後者と判断されると検索結果から除外されたり、順位が大幅に下落したりするペナルティを受けます。
これを手動ペナルティといいます。
普通にサイトを運営していれば手動ペナルティを受けることはありませんが、仮に何かの間違いで手動ペナルティを受けたとしても、Search Consoleから解除の申請をすることができます。
余談ですが、ライバルのサイトに大量のサテライトサイトからリンクを送る手法を「ネガティブSEO」といい、これをされると意図的な操作があったとみなされて手動ペナルティを受けることがあります。
稼げるようになるまでは関係のない話ですが、知識としては知っておきましょう。
まとめ:SEOを意識した運営には登録必須
記事は書いたら簡単に狙ったキーワードで上位表示ができるというものではなく、継続的な改善(リライト)が必要で、そのためにSearch Consoleの活用が必須です。
サイト運営に慣れるまではあまり使うこともないでしょうが、データがたまるまである程度の時間がかかるので、サイトを作ったらとりあえず登録だけでもしておきましょう。